トンビに頭を撫でられた話

どうも、たろうです。

2週間ほど前のことです。

私は6日後に迫った公務員試験に向けて近くにある公立の図書館で勉強していました。

その日は朝から調子がよく、9時くらいから勉強して、12時頃にお腹が空いてきたので、勉強を中断してお昼ご飯を食べることにしました。 

私はいつもその図書館で勉強するときには、図書館の近くに兼六園や21世紀美術館、金沢城公園などがあるとてもいい場所なので、外のベンチでご飯を食べています。いつも、多くは石川県立博物館や中村邸という記念館の近くにあるベンチで食べます。

その日もそのベンチで昼ご飯を食べていました。

昼ごはんは勉強中に眠たくならないように、カロリーメイトとランチパックだけで過ごしています。

状況をまとめると、その日は図書館の近くのベンチに座って、昼ご飯のカロリーメイトとランチパックを食べていました。

ランチパックを食べ終え、カロリーメイトを食べていました。

カロリーメイトは皆さまもご存じの通り、とても栄養価が高く、裏面の成分表示のところにびっしりと書かれているので、普段はあまり気にしていなかったのですが、その日はカロリーメイトの裏面の成分表示を読んでいました。

悲劇はここから起こるのです。

カロリーメイトの裏の成分表示を読みながら、片手に持っていたカロリーメイトを口に持っていき、咀嚼するために少し成分表示から目を離した瞬間、、!!

突然、頭を何か扇子のようなもので叩かれるような衝撃と、手に持っていたカロリーメイトの箱を引っ張られる感覚がありました。その時の僕は、うっ、、という声が漏れ出たのを覚えています。

あまりの急な衝撃にびっくりして、うろたえましたが、手に持っていた箱がなくなっていることにはすぐに気づきました。

そして、箱を引っ張られた方向に目をやると、なんと、大型の鳥類がオレンジ色のカロリーメイトの箱を足でつかみながら、飛び去って行くのが見えました。そして、近くの街灯の上にとまって、何やらごそごそとしていました。

一瞬、何が起きたのかわからず、呆然としていましたが、状況がわかってくると同時に、徐々に恐怖心ともいえるような、やってしまった感が芽生えてきました。

というのも、私は小学校高学年のころ、落ちていたカラスの羽を触った手で、ものを食べてしまったことによって、溶連菌という食中毒にかかった経験があり、それ以降、野生の鳥類は恐ろしいウイルスを身にまとった存在であるという認識があるのです。

そんな、いわばバイオハザードのゾンビのような存在に私は頭をなでられたのです。

気持ちが悪いとかいう言葉では言い表せません。

しかも、公務員試験の6日前で、ここから追い込みをかけなければならない大事な期間に入ったところで、食中毒なんかになってしまったら、試験はオシマイです。

そんな、妄想や思いが駆け巡り、悲しくなってきました。

しかし、そんなところで泣き喚いたところで、どうしようもありません。今からのリカバリーで何とかなると信じました。

私は早急に図書館へ戻り、入念に手洗いうがいをして、ついでにその洗面台で頭も洗おうかと思いましたが、さすがにタオルもなければシャンプーなんて言うまでもないので、あきらめてそっとしておきました。

その後に、家に帰ろうか迷いましたが、勉強をしなければという強迫観念から、家に帰ってまた図書館に戻ってくるという労力を惜しんで、その頭のまま勉強しました。

そして、そのままいつも通り17時まで勉強をして、家に帰りました。

家に帰って、すぐにシャワーを浴びて一安心しました。

しかし、食中毒には24時間の潜伏期間があることを私は知っていましたので、その週は用心しておこうと思いながら、その日は終わりました、、、。

しかし、その後、恐れていたことは起きました。

そして、この出来事が、この後に待ち受ける、幾多の悪夢の序章となることを僕はまだ知らなかった。

TO BE CONTINUED、、、。

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