彼女と別れた話②

回顧録

こんにちは、たくです。

9月3日(土)の出来事を書いていこうと思います。その日は、10時に平和公園の猫ヶ洞池に集合しました。その直近に会った時に、その池を眺めながらマックを食べていたので、その時と同じように家から折り畳みイスを持ってきて、ゆっくりと話ができたらと思っていました。

私は9時50分くらいについて、彼女は10時ちょうどくらいに着き、日陰になるような場所を探して椅子を組み立てて座りました。彼女は昨晩のLINEからそうだったように、明るく、どこかスッキリとしたいつもと変わらない様子でした。今思えば、もう既に腹を決めていたんだろうなと思います。

最初に話を始めたのは彼女の方で、結論から言うと、もう別れたいとのことでした。

「今回、金沢に行くと聞いた時点から不安だったが、やっぱり今回のような話をされて、火曜日に泣きながら電話をした後に、もう疲れたと思った。」その他にも、「もう私はたくの将来にいらないんだね」「もう私はたくに大切にしてもらえないんだと思う、だから私のことをもっと大切にしてくれる人を探したい。」と思ったとのことでした。

その話を聞いている私は、自責の念で押しつぶされ、ただただ謝ることしかできませんでした。特に、「私はたくの将来にいない」「大切にしてもらえない」という、真っ直ぐで残酷な言葉が心に突き刺さりました。私は色々な言葉で悪気なく今の気持ちを伝えていたつもりでしたが、結局意味していることはかなり残酷なことで、それがどれほど彼女を傷つけていたかと思うと、本当にいたたまれない思いでした。実は、私は土曜日になってもまだ感情の整理が出来ていなかったこともあり、私の心はこれらの言葉によってまたさらに揺さぶられることになるのです。

私はまだ感情の整理がついていないことが自分でもわかっていたので、もう1か月の猶予が欲しいと思っていました。ただ、何となく今のままではいけないと思っていたので、1か月かけてお互いが別々の新たな目指す方向に向けて考える時間になればよいと思っていましたが、彼女の強い覚悟が決まっていた様子を見て、自分の優柔不断さや覚悟の足りなさを痛感しました。

その後は、お互いがこれまで不満に思っていたことや、何気ない彼女の仕事の話などをしながら時間がたっていきました。昼ご飯は、食べに行く気にもなれず、お土産で買っていた、のどぐろせんべいを2~3枚ずつ食べてやり過ごし、彼女は私のお茶を2口くらいしか飲まないまま、ずっと話したり、ぼーっとしたりしていました。

お互いが不満に思っていることを話していく中で、お互いが勘違いしていたことがたくさん出てきて、もっとちゃんと話し合わなければいけなかったのだなと反省しました。そうした小さなきっかけが大きくなって、今回のような結果を招いている、ヒヤリハットの原則と同じであるならば、今回の原因は、こうした小さなヒヤリハットの中にあったのかもしれないと今になって思います。こまめに話し合いを重ねて、ヒヤリハットをつぶしていけてれば、今も楽しく一緒にいられたのかなと思います。

ずっと私は、自分がしてしまったことを悔いて反省していましたが、彼女はところどころで追い打ちをかけるように、責めるような口調で私を罵りました。もうわかったからやめて欲しかったと思ったけれど、彼女にしたら、どれだけ言っても足りなかったのだと思います。

それでも、もう帰りたい?と聞くと、いや大丈夫。と返事があったので、やっぱり寂しい気持ちは残ってくれているのだなとわかって少し安心しました。18時頃になり、周りも少し暗くなってきたので、さすがにそろそろ行かなくてはとは思う反面、もう解散したらこれから二度と会えないのかと思うと、悲しくなってきて、私は人目もはばからず号泣してしまいました。隣からも、鼻をすする音が聞こえたので見てみたら、彼女も泣いていました。

今、この瞬間に、またやり直したいと言ったら、もしかしたら、また、あの幸せな時間に戻れるのではないかと本気で思ったし、そう思うと更に泣けてきましたが、それではまた同じことを繰り返すかもしれないという自制心との葛藤の中で、私は、そのまま別れを受け入れる決断をして、静かにお互いが泣き止むのを待ちました。

そして、18時30分頃、ずっと座っていた折り畳みイスを片付けて、二人でその場を後にしました。公園を歩いているときに、何気なく、「明日からまた、寂しい休日になるな」と言ったら、彼女は、ずるい、思ってたけど言わなかったのに、、、と言ってまた泣いてしまいました。私もたまらず泣きました。本当に最後に、お別れする時に、彼女を抱きしめてありがとうと言いました。彼女も楽しかったよと言ってくれたので、嬉しくも悲しくもなりました。

こうして、私たちは2020年10月20日に付き合って、2022年9月3日に別れました。

楽しい思い出をありがとう。元気でね。

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